東京藝術大学バシェ修復プロジェクトで修復された「勝原フォーン」が川崎市岡本太郎美術館「街の中の岡本太郎」展開催中に期間限定で展示。2018年7月14日~7月29日まで2週間展示され、コンサートとレクチャー、音響体験が行われました。
注・5基とは、「川上フォーン」「高木フォーン」(EXPO’70パビリオンに展示)「渡辺フォーン」「桂フォーン」(京都市立芸大に設置)「勝原フォーン」(東京藝大取手に収蔵)以上の5基のことである。EXPO’70パビリオンに展示されている「池田フォーン」は2010年日本万国博覧会記念機構により修復された。
バシェ音響彫刻「勝原フォーン」展示期間
2018年7月14日(土)~7月29日(日) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
高田みどり バシェ音響彫刻コンサート
2018年7月22日(日)15:00~16:00 展示室
展覧会観覧料(一般¥900)のみ必要。予約の必要はありません。なお、演奏時間は15:00~16:00の範囲内で行われるということでご理解いただけますと有難いです。
高田みどり(たかだ みどり) 打楽器奏者/作曲・舞台芸術家
1978年ベルリン放送交響楽団と共演しデビュー。バイエルン放送交響楽団と共演などクラシックの演奏家として活動。更にアジア・アフリカの多くの伝統音楽家と恊働をする。伝統音楽の構造を生かした作曲を通して、ジャンルを超えた演奏を展開。1990年代より即興トリオ「Ton-Klami」として佐藤允彦(pf)、カン・手ファン(sax)と世界各地で演奏。また、世界的な演出家、鈴木忠志氏による舞台に多く出演。1995年より現在まで、シアター・オリンピックス始め、モスクワ・タガンカ劇場、エジンバラ演劇祭、英国バービカン劇場でのソロ公演など活動を続ける。
永田砂知子 バシェ音響彫刻コンサート
2018年7月29日(日)15:00~16:00 展示室
展覧会観覧料(一般¥900)のみ必要。予約の必要はありません。なお、演奏時間は15:00~16:00の範囲内で行われるということでご理解いただけますと有難いです。
永田砂知子(ながた さちこ) 打楽器奏者・即興演奏家
東京藝術大学卒業。クラシックの打楽器奏者としてスタートするが1990年代から、即興演奏によりボーダレスな世界で活動を始める。Derek BAILEY「COMPAGNY」、John Zorn「COBRA」、Butch MORRIS「CONDUCTION」など、様々なセッションに参加。現在は鉄のスリットドラム・波紋音(はもん)を表現の中心に国内外で演奏活動している。2009年波紋音パリ公演の際、在仏の姉・宮崎千恵子と共にベルナール・バシェに出会い、以後、宮崎千恵子と日本におけるバシェ兄弟の紹介に従事。2015年バシェ協会設立。会長を務める。http://www.nagatasachiko.com/
川崎義博・レクチャーと音響体験
2018年7月21日(土) レクチャー:13:00~14:00 / 音響体験:14:15~15:00
2018年7月28日(土) レクチャー:13:00~14:00 / 音響体験:14:15~15:00
東京藝大でバシェ音響彫刻修復の責任者を務める川崎義博がバシェ音響彫刻の仕組みとこれまでの取組みをレクチャーし、希望者対象に勝原フォーンを実際に体験します。
■レクチャー:入場無料/定員80名/会場:ガイダンスホール
■音響体験:要観覧料(一般¥900)/定員25名/会場:展示室
(音響体験を希望される方は、当日受付で整理券配布)
川崎義博(かわさき よしひろ) サウンドアーティスト・サウンドデザイナー
1990年衛星放送ST.GIGAの立ち上げとともに、世界中をロケし、番組やCDを制作。世界の音のインスタレーションは日本科学未来館、21世紀美術館などで制作展示。プラネタリュウム作品「夜はやさしい」などもある。東京藝大先端芸術表現科で音の表現を教えている。バシェ音響彫刻修復プロジェクト責任者。
川崎市岡本太郎美術館
川崎市多摩区枡形7-1-5(向ヶ丘遊園より徒歩17分)
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