Dedicated to Ryuichi Sakamoto  – 坂本龍一に捧ぐ (Solo&Duo)オリジナル動画

ここで演奏している*Après Baschet RS001モデルは、1970年大阪万博のために作られたバシェ音響彫刻群の一つ「勝原フォーン」を、2017年に修復しようとした時に行われたクラウドファンディングにおいて、最高額の寄附金に対しての返礼品として、当時の東京藝大バシェ・チームによって作られ、坂本さんに寄贈されたものである。2025年(8/30-9/27)開催された「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」では、それが会場のVS.に展示され、自由に音を鳴らせるとあって、多くの人々を魅了した。一度でも自分の手で音を鳴らすことができると、とても楽しくなってしまうのがバシェ音響彫刻の特徴でもある。

収録日:2025年9月26日

会場:VS.(大阪)

演奏:岡田加津子 Kazuko Okada (*Après Baschet RS001)

録音・編集:川崎義博

撮影:柴田 誠

協力:KAB Inc. VS.

所要時間:3’59”

*…Après Baschetは、バシェ兄弟が没した後、彼らによって発明された音響彫刻の構造を継承し、新たに作られた音響彫刻作品を指す。


Dedicated to Ryuichi Sakamoto (Duo)  – 坂本龍一に捧ぐ (二重奏)

2025年(8/30-9/27)開催された「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」に際し、我々は万博記念公園EXPO’70パビリオンからバシェ音響彫刻を展示会場へ運び込む、という重要な任務を与えられた。解体・組立を経て、会場のVS.に移設・展示されたバシェ音響彫刻は美しく映え、眺めているだけでも感動的であった。私は坂本龍一さんにお礼を言いたかった。坂本さんが生前、バシェ音響彫刻に関心を寄せてくださったことで、こうして多くの方々にその存在を紹介することができたことに感謝の気持ちを伝えたかった。私はバシェ音響彫刻を使って、坂本さんに捧げるレクイエム(鎮魂歌)を演奏しようと決心した。千秋楽前夜、誰もいないVS.で静かに音響彫刻を鳴らすと、その響きは祈りとなって天へ昇っていくように思えた。

収録日:2025年9月26日

会場:VS.(大阪)

演奏:岡田加津子 Kazuko Okada 高木(*関根)フォーン/** Après Baschet RS001

   渡辺 亮  Ryo Watanabe 川上フォーン

録音・編集:川崎義博

撮影:柴田 誠

協力:KAB Inc. VS.

所要時間:14’34”

*…修復された当時は高木フォーンだと思われていたが、後日、関根フォーンであることが指摘された。しかし修復後数年たっていたため訂正の情報が行き届かず、現在は両方の名前を連記している。

*…Après Baschetは、バシェ兄弟が没した後、彼らによって発明された音響彫刻の構造を継承し、新たに作られた音響彫刻作品を指す。

バシェ協会とは


バシェ協会は、バシェ音響彫刻の存在を広く一般に周知させるために2015年2月25日に設立されました。大阪万博鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素に大学や研究者などと共に修復プロジェクトを行っています。また音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなども手掛けてゆきます。

ARCHIVE

Illustration:Alain Villeminot

バシェ協会は、1970年大阪万博(日本万国博覧会)鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素にした修復のプロジェクトを、京都市立芸大、東京藝術大学、マルティ・ルイツ(バシェ研究家/バルセロナ大学)等の協力者と連携をとり進めています。また、バシェ兄弟の音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなどを開催しています。

池田フォーン
(2010年/Expo‘70パビリオンオープン時、万博記念機構の依頼から乃村工芸社により修復)
川上フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
高木フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
桂フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
渡辺フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
勝原フォーン
(2017年/東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトにより修復)