貴婦人のような優美なフォルムに惹かれる人も多い桂フォーン。楽器的にはアーム付きの数本の弦と円形に並んだ棒、たくさんのひげ、左腕に階段状の鉄琴、でできています。細い棒を叩いいているのに、迫力ある低音の倍音が聴こえてきて、繋がっているコーンの存在を感じますが、それがバシェならではの音の特徴だと思います。鉄琴の部分は、弓で擦って演奏したこともありますが、今回は、マルティ・ルイツさんが作ってくれた、バシェ型バチのゴムの部分と金属の部分でグリッサンド奏法してみました。金属で擦ったあとの華やかな残響音にご注目ください。
使用バチ・・ドラム用ナイロンブラシ(REGAL TIP 565FC FAT CAT)
マルティ氏制作・バシェ型バチ
バシェ音響彫刻「桂フォーン」 演奏・永田砂知子
Sachiko Nagata plays Baschet Sound Sculpture
“KATSURA PHONE“ Taro Okamoto Museum of Art,Kawasaki 30/Apr/2020
この映像は2020年4月30日川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録されました。
◆桂フォーンは、2015年 京都市立芸大彫刻科 松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツによって修復されました。渡辺フォーンのサイズ、素材、などの詳細はこちらのページご覧ください。
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