バシェ音響彫刻「高木フォーン」永田砂知子【バシェ協会YOUTUBEチャンネル】

「高木フォーン」は、水でぬれた手でガラス棒をこすって音をだす、という「クリスタル・バシェ」(Cristal baschet)と称されるもので、海外でも多数の演奏者がいて、バシェ音響彫刻のなかでも一番知られたタイプのものだと思います。ただ、この万博時代に作られた「高木フォーン」は、YouTubeなどでよく見られるものと違い、横幅のサイズが特別に大きく、重低音から高音まで出る、とてもスケールの大きな音響彫刻となっています。
私は今回、この高木フォーンから、とても魅力的な重低音が出る1つのキーを見つけました。その音が気に入り、その音を中心に音楽を作ってみました。この音は、アンサンブル・ソノーラと共演した3人編成の時に出していた重低音でもあります。

バシェ音響彫刻「高木フォーン」 演奏:永田砂知子

この映像は2020年4月30日 川崎市岡本太郎美術館 「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録されました。

Sachiko Nagata plays Baschet Sound Sculpture
“TAKAGI PHONE“ Taro Okamoto Museum of Art,Kawasaki 30/Apr/ 2020

◆クリスタル・バシェとは、バシェ兄弟が1955年から開発しだした楽器で、初期のころは縦に並んでいました。ガラス棒から出す振動が、ボルトへ伝わってコーンで増幅される、というしくみで、ガラス棒そのものは同じ長さですが、寸切り棒の長さによって音の高低が変化するようになっています。高木フォーンに関する詳細は、こちらのページご覧ください。

バシェの音響彫刻《高木フォーン》

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バシェ音響彫刻「高木フォーン」 演奏:永田砂知子

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