sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪 /坂本龍一

8/30-9/27 VS(大阪うめきた グラングリーン大阪内)において、坂本龍一大規模企画展「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」が開催されます。バシェ関連イベントとしては、

・2010年、2013年に修復されたバシェの音響彫刻「池田フォーン」「川上フォーン」「髙木フォーン」の展示

・”Ryuichi Sakamoto : Playing the Baschet “ (LP盤)の限定販売

・9/5(金) 19:00- 灰野敬二によるバシェ音響彫刻演奏

・9/6(土) 19:00- 蓮沼執太、小林七生、他による音楽空間(バシェ音響彫刻も演奏される予定)

・9/7(日) 15:00- 畠中実 × 川崎弘二 × 岡田加津子 スペシャルトーク「坂本龍一と大阪」

@グランフロント大阪北館4F ナレッジ・シアター

が予定されています。

坂本氏は1970年大阪万博で出会ったバシェの音響彫刻にもう一度触れたくて、2016年京都市立芸大(旧・沓掛キャンパス)に来られました。それ以来、坂本氏がバシェの音響彫刻にいかに愛着を持ち続けていたかを窺い知ることができます。

詳しくはこちら↓

https://vsvs.jp/exhibitions/sakamotocommon-osaka/


2023年3月、71歳でこの世を去った音楽家・坂本龍一氏は、いろいろな音を収集して歩く“音の旅人”でもありました。1970年の大阪万博で出会ったバシェの音響彫刻にもう一度触れたくて探していたところ、京都市立芸大で修復されたバシェの音響彫刻のことを知り、2016年8月、お忍びで旧・沓掛キャンパスに来られました。その時の録音を初めとして、その後2018年(バルセロナ大学)、2020年(京都市立芸大ギャラリー@KCUA)と、坂本氏が一人でバシェの音響彫刻に触れ、戯れた際の貴重な音源が、このほどLP盤で限定販売されることになりました。

なお、このLP盤は8/30-大阪で開幕される坂本龍一大規模企画展「sakamotocommon OSAKA」において、会場限定で販売されます。

詳しくはこちら↓

https://avexnet.jp/news/1026849

バシェ協会とは


バシェ協会は、バシェ音響彫刻の存在を広く一般に周知させるために2015年2月25日に設立されました。大阪万博鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素に大学や研究者などと共に修復プロジェクトを行っています。また音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなども手掛けてゆきます。

ARCHIVE

Illustration:Alain Villeminot

バシェ協会は、1970年大阪万博(日本万国博覧会)鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素にした修復のプロジェクトを、京都市立芸大、東京藝術大学、マルティ・ルイツ(バシェ研究家/バルセロナ大学)等の協力者と連携をとり進めています。また、バシェ兄弟の音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなどを開催しています。

池田フォーン
(2010年/Expo‘70パビリオンオープン時、万博記念機構の依頼から乃村工芸社により修復)
川上フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
高木フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
桂フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
渡辺フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
勝原フォーン
(2017年/東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトにより修復)