【展覧会のお知らせ】F・バシェ生誕100年 日本万国博覧会から50年「音と造形のレゾナンス – バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振 – 」

 

2018年に引き続き、本年2020年に川崎市岡本太郎美術館主催によるバシェ音響彫刻の展覧会「音と造形のレゾンナンスーバシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」が開催されることになりました。今年は、大阪万博から2基、京都市立芸大から2基、東京藝大から1基、合計5基の音響彫刻が美術館に集合します。会期も4月25日~7月12日という長い期間で開催されます。バシェ協会は企画協力としてイベントの企画を担当しました。バルセロナからバシェ研究の第一人者 マルティ・ルイツさんも来日され、多方面でご活躍の魅力的な演奏家によるコンサートやワークショップ、シンポジウムなど、たくさんのイベントを準備しました。

今年は万博から50年ということで、6月21日のシンポジウム&コンサートで「70年万博」「武満徹」をテーマに船山隆氏、柿沼敏江氏、川崎弘二氏に語っていただき、その後、バシェ音響彫刻を使った武満『四季』の演奏が行われます。演奏は万博当時初演された、山口恭範氏と奥様で国際的な打楽器奏者の吉原すみれさんを中心に4名の打楽器奏者の方に演奏していただきます。バシェ音響彫刻による「四季」の演奏は70年万博以来、2015年に京都で一度演奏されましたが、関東圏では初めてという貴重な機会となります。

万博から50年、フランソワ・バシェ生誕100年、というこの年にバシェ音響彫刻が5基そろうという大変贅沢な展覧会に多くの方にご来場いただければ幸いです。


2020年3月4日 永田砂知子

F・バシェ生誕100年 日本万国博覧会から50年
「音と造形のレゾナンス – 
バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振 – 」

会 期 2020年4月25日(土)~7月12日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 月曜日(5月4日を除く)5月7日、5月8日
観 覧 料  一般900円(720円)、高・大学生・65歳以上700円(560円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 常設展もあわせてご覧いただけます。

岡本太郎は、芸術がすべての人と共有するものであるという理念を貫き、≪太陽の塔≫をはじめとする多くのパブリック作品を制作しました。彼と同じく、誰でも自由に演奏することのできる楽器でありオブジェとしての彫刻でもある「音響彫刻」と言う新しいスタイルを生み出した芸術家がフランソワ・バシェとベルナール・バシェの兄弟です。バシェ兄弟の作り上げた「音響彫刻」の造形美と音響は、世界的な評価を得て、1970年の大阪万博の際に鉄鋼館ディレクターであった、作曲家・武満徹が招聘して鉄鋼館に展示されました。

万国博覧会以後、解体され、部材となって鉄鋼館に保管されていた「音響彫刻」は、大阪府(当時・万博記念機構)、京都市立芸術大学、東京芸術大学、が中心となり、当時と変わらぬ美しい造形美と音響を取り戻しました。

本展は、現在国内に存在するバシェの「音響彫刻」5点を一堂に集め岡本太郎の芸術空間で共演させるという試みです。会場では、音楽アーチストによる演奏会やワークショップなどのイベントを開催いたします。≪高木フォーン≫≪川上フォーン≫≪桂フォーン≫≪渡辺フォーン≫≪勝原フォーン≫と名付けられた、音響彫刻のそれぞれ異なる個性的な造形は、奏でる人によって無限の音色を発し、岡本太郎の作品との共演によって、さらなる芸術的空間を創造し、人々を魅了するでしょう。

Virtual museum

休館中の岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンスーバシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」展が3Dでご覧になれます。
川崎市岡本太郎美術館 in 3D
360°で歩く!岡本太郎美術館(Youtube)【企画展示室】

関連イベント

レクチャー「バシェから受け継ぎ、未来へつなぐ」

※このイベントは開催中止となりました
F・バシェの愛弟子マルティ・ルイツがバシェの世界を語ります。
日 時:4 月 26 日(日) 14:00~16:00
演 奏・講 師:マルティ・ルイツ(サウンド・アーティスト、バシェ研究者)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
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ワークショップ「バシェ音響彫刻の世界で遊ぼう」

※このイベントは開催中止となりました
音響体験を通してバシェの世界を楽しむワークショップ。
日 時:4 月 29 日(水・祝) 14:00~16:00
演 奏・講 師:マルティ・ルイツ
対 象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定 員:30 名
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
申 込:電話受付(4/7(火)10:00 から受付開始) 先着順
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ワークショップ&トーク

※このイベントは開催中止となりました
岡田加津子が語るフランスのバシェ工房の滞在記と、バシェの教育音具を使ったワークショップ。
日 時:5 月 4 日(月・祝) ①トーク 13:30~14:30 ②ワークショップ 14:45~15:30
講 師:岡田加津子(作曲家)
対 象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定 員:①自由観覧 ②40 名
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
申 込:②電話受付(4/7(火)10:00 から受付開始)、先着順
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シンポジウム&コンサート

※このイベントは開催中止となりました
1970 年大阪万博、武満徹、F・バシェについて研究者の立場から語ります。
日 時:6 月 21 日(日) 13:00~14:30
登壇者:船山隆(音楽学者)、柿沼敏江(音楽学者)、川崎弘二(電子音楽研究)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
登壇者プロフィール等イベント詳細はこちら

シンポジウム

※このイベントは開催中止となりました
バシェ音響彫刻の楽器としての側面と音が脳に与える影響について語ります。
日 時:6 月 27 日(土) 13:00~15:00
登壇者:亀川徹(音響学)、仁科エミ(情報環境学)
司 会:永田砂知子
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
登壇者プロフィール等イベント詳細はこちら
「International Year of Sound 2020」関連行事

コンサート[マルティ・ルイツ コンサート]

※このイベントは開催中止となりました
音楽家のマルティ・ルイツが打楽器奏者の永田砂知子と共演します。
日 時:5 月 3 日(日) 15:00~16:00
演 奏:マルティ・ルイツ、永田砂知子(打楽器奏者)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

2020年4月30日に川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録された映像をご覧下さい。
バシェ音響彫刻「川上フォーン」|演奏・永田砂知子【バシェ協会YouTubeチャンネル】

コンサート[アンサンブル・ソノーラ コンサート]

※このイベントは開催中止となりました
バシェを愛してやまない京都の 4 人組アンサンブル・ソノーラによる演奏会。
日 時:5 月 5 日(火・祝)、5 月 6 日(水・振休) 14:00~15:00
演 奏:「アンサンブル・ソノーラ」 岡田加津子(作曲家)、北村千絵(ボーカリスト)、
沢田穣治(作曲家・ベーシスト)、渡辺亮(パーカッショニスト)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

2020年5月1日に川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録された映像をご覧下さい。
バシェ音響彫刻「勝原フォーン」|演奏:沢田穣治・渡辺亮(アンサンブル・ソノーラ)【バシェ協会YouTubeチャンネル】
バシェ音響彫刻「アンサンブル・ソノーラ」沢田穣治 渡辺亮 + 永田砂知子【バシェ協会YOUTUBEチャンネル】

コンサート[内橋和久]

※このイベントは開催中止となりました
ベルリンと東京を拠点に活動する音楽家、内橋和久がバシェ音響彫刻に挑みます。
日 時:5 月 10 日(日) 15:00~16:00
演 奏:内橋和久(音楽家)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

コンサート[大倉正之助「五行彩調」]

※このイベントは開催中止となりました
和楽器とバシェ音響彫刻との初めてのコラボレーション。
一部・大倉正之助ソロ演奏 二部・大倉正之助、永田砂知子の共演。
日 時:5 月 24 日(日) 14:00~15:00
演 奏:大倉正之助(大鼓奏者)、永田砂知子(打楽器奏者)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

コンサート[灰野敬二]

※このイベントは開催中止となりました
演奏家として様々な楽器の可能性を引き出す灰野敬二がバシェ音響彫刻に挑みます。
日 時:6 月 7 日(日) 15:00~16:00
演 奏:灰野敬二(音楽家)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

コンサート[武満徹「四季」]

※このイベントは開催中止となりました
大阪万博・鉄鋼館でバシェ音響彫刻のために作曲、演奏された武満徹の「四季」を東京で半世紀ぶりに演奏。
日 時:6 月 21 日(日) 15:00~15:30
演 奏:山口恭範(打楽器奏者)、吉原すみれ(打楽器奏者)、
野尻小矢佳(打楽器奏者)、 前田啓太(打楽器奏者)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

2020年5月15日に川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録された映像をご覧下さい。
「バシェ音響彫刻 武満徹:四季」|【バシェ協会YOUTUBEチャンネル】

コンサート[バシェ音響彫刻 《マリンバピンポン》 演奏会]

原倫太郎(現代美術家)の木琴卓球《マリンバピンポン》と安江佐和子演奏による音響彫刻の競演。会期中に《マリンバピンポン》で遊ぶこともできます。
日 時:7 月 4 日(土) 14:00〜15:00
演 奏:安江佐和子(パーカッショ二スト)他、卓球選手
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)

コンサート[鈴木昭男]

何からでも音をつむぎ出してしまう鈴木昭男がバシェ音響彫刻を奏でます。
日 時:7 月 12 日(日) 15:00~16:00
演 奏:鈴木昭男(サウンド・アーティスト)
場 所:企画展示室
料 金:無料(要観覧料)
出演者プロフィール等イベント詳細はこちら

このほかの詳細に関しては、こちらご覧ください。
川崎市岡本太郎美術館ホームページ http://www.taromuseum.jp

主 催 川崎市岡本太郎美術館
後 援 フランス大使館アンスティチュ・フランセ日本
公益財団法人 日仏会館
企画協力 バシェ協会
協 力 大阪府
東京藝術大学 GEIDAI FACTORY LAB
京都市立芸術大学 芸術資源研究センター
和光大学
Year of Sound
Digiart,Inc.
助 成 公益財団法人花王芸術・科学財団

川崎市岡本太郎美術館
川崎市多摩区枡形7-1-5(向ヶ丘遊園より徒歩17分)
[アクセス]

バシェ協会とは


バシェ協会は、バシェ音響彫刻の存在を広く一般に周知させるために2015年2月25日に設立されました。大阪万博鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素に大学や研究者などと共に修復・復元プロジェクトを行っています。また音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなども手掛けてゆきます。

ARCHIVE

Illustration:Alain Villeminot

バシェ協会は、1970年大阪万博(日本万国博覧会)鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素にした修復・復元のプロジェクトを、京都市立芸大、東京藝術大学、マルティ・ルイツ(バシェ研究家/バルセロナ大学)等の協力者と連携をとり進めています。また、バシェ兄弟の音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなどを開催しています。

池田フォーン
(2010年/Expo‘70パビリオンオープン時、万博記念機構の依頼から乃村工芸社により復元)
川上フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復・復元)
高木フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復・復元)
桂フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復・復元)
渡辺フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復・復元)
勝原フォーン
(2017年/東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトにより修復・復元)