【イベントのお知らせ】京都市立芸術大学で《Baschet Week》が開催されます!

今年2025年は、京都市立芸術大学でバシェの音響彫刻が修復されて10周年、そしてバシェ協会が設立されてから10周年の年でもあります。10周年の記念に6月9日~25日まで京都市立芸術大学で《Baschet Week》が開催されます。

巨匠テリー・ライリーがバシェ音響彫刻で新作を発表するという「Terry Riley × Baschet ~ テリー・ライリーとバシェ音響彫刻(世界初演)」(5/10~チケット発売)をはじめとして、2015年修復で貢献したマルティ・ルイツも講師としてバルセロナから来日します。様々なコンサート、ワークショップ、レクチャー、トーク、パレット・ソノールの展示会、上映会、そして参加者がバシェの音響彫刻(桂フォーン、渡辺フォーン)に触れることができる体験ツアーなど盛りだくさんのプログラムが用意されています。(無料・予約不要)
ぜひこの機会に《Baschet Week》に参加されて、バシェの魅力を感じていただきたいと思います。

バシェ音響彫刻修復 / バシェ協会設立 10周年記念
Baschet Week 2025

会 期 2025年6月9日(月)~6月25日(水)
会 場 京都市立芸術大学キャンパス内

【Concert】コンサート

Terry Riley × Baschet ~ テリー・ライリーとバシェ音響彫刻(世界初演)
日 時:6月15日(日) / 開演15:00(開場14:00-)
会 場:京都市立芸術大学 堀場信吉記念ホール
入場料:6,000円(全席自由)チケットぴあにて5/10~発売
出 演:テリー・ライリー、SARA、岡田加津子、京都市立芸術大学学生


BaschetWeek2025

【mini Concert】ミニコンサート

パレットソノール・アンサンブル
日 時:6月11日(水)、6月18日(水)、6月25日(水)各日とも15:00-16:00
会 場:図書館前テラス / 無料
出 演:京都市立芸術大学学生

【Short Movie】短編映画上映会

『音と形 Sound and Structure』(52 分)
日 時:6月20日(金)、6月21日(土)両日とも18:10-19:10
会 場:C 棟1階 講義室1 / 無料

【Workshop】ワークショップ

音の鳴るオブジェを作ろう!
日 時:6月22日(日)10:00-12:00
会 場:C 棟3階 講義室5 / 無料
講 師:マルティ・ルイツ、川崎義博
材 料:東京藝大製作バシェ・キット

【Baschet Exhibition】パレットソノール展示

バシェの教育音具パレットソノールを展示し、自由に触って音を鳴らしていただけます。
日 時:6月21日(土)、6月22日(日)両日とも10:00-16:00
会 場:C 棟6階 多目的ギャラリー / 無料
協 力:京都教育大学

【Gallery Talk】ギャラリー・トーク

2015 年の修復に携わったメンバーの体験談を伺い、これからバシェの音響彫刻をどのように保存・継承していくべきかを考えます。
日 時:6月22日(日)16:00-18:00
会 場:C 棟1階 講義室1 / 無料
話し手:柿沼敏江、永田砂知子、マルティ・ルイツ、松井紫朗、平諭一郎、川崎義博
司 会:岡田加津子

【Baschet Night】バシェ・ナイト

パレットソノールを自由に鳴らす時間
日 時:6月11日(水)、18日(水)、21日(土)、25日(水)各日とも17:00-18:00
会 場:芸大通 / 無料

【Lecture】音響彫刻入門講座

音響彫刻、て何?バシェの音響彫刻の特徴は?
日 時:6月21日(土)10:00-12:00
会 場:C 棟1階 講義室1 / 無料
講 師:マルティ・ルイツ、川崎義博
テキスト:『音のオブジェの本 ‒ バシェの音響彫刻入門 -』フィルムアート社

【Baschet Tour】バシェ体験ツアー

桂フォーン、渡辺フォーンの音を聴き、実際に音を鳴らしていただけます。
日 時:6月21日(土)6月22日(日)両日とも13:00-14:50
会 場:笠原フォーンホワイエ、堀場信吉記念ホール / 無料
講 師:岡田加津子、ほか

【Baschet Chorale】バシェ・コラール

声とパレットソノールを使って、即興で響きの空間を作っていきます。
日 時:6月21日(土)6月22日(日)両日とも15:00-15:50
会 場:C 棟6階 交流スペース / 無料
協 力:20/100

【Archive Exhibition】記録公開

2015 年以降、京都市立芸術大学が行ってきたバシェ音響彫刻を用いた活動を紹介します。
日 時:6月9日(月)~6月25日(水)
会 場:芸術資源研究センター アーカイブルーム / 無料


バシェ協会とは


バシェ協会は、バシェ音響彫刻の存在を広く一般に周知させるために2015年2月25日に設立されました。大阪万博鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素に大学や研究者などと共に修復プロジェクトを行っています。また音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなども手掛けてゆきます。

ARCHIVE

Illustration:Alain Villeminot

バシェ協会は、1970年大阪万博(日本万国博覧会)鉄鋼館で展示されたフランソワ・バシェ音響彫刻の残された部材を素にした修復のプロジェクトを、京都市立芸大、東京藝術大学、マルティ・ルイツ(バシェ研究家/バルセロナ大学)等の協力者と連携をとり進めています。また、バシェ兄弟の音響彫刻を使ったワークショップ、コンサート、シンポジウムなどを開催しています。

池田フォーン
(2010年/Expo‘70パビリオンオープン時、万博記念機構の依頼から乃村工芸社により修復)
川上フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
高木フォーン
(2013年11月/川上格知とマルティ・ルイツにより修復)
桂フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
渡辺フォーン
(2015年/京都市立芸大・彫刻科・松井紫郎教授の協力のもと彫刻科の学生とマルティ・ルイツにより修復)
勝原フォーン
(2017年/東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクトにより修復)