バシェ音響彫刻「川上フォーン」| 演奏・永田砂知子【バシェ協会YouTubeチャンネル】

シルバー色のコーンが主流のなか、ひときわカラフルなコーンが人目をひくのが川上フォーンです。寸切りボルトがたくさん並んで、ピアノ線でできているヒゲに反響し、左脇には太いスプリングが数本ぶら下がっていて迫力のある音が出る、というとてもシンプルな構造でできているのですが、その音色は、使うバチによって深い音からカラフルな明るい音まで多彩な音色が出ます。またボルトなので、こすってもおもしろい音が出ます。今回は爪、ピアノ線などでこすってみました。ピアノ線でこすった時の音程の変化にご注目ください。豊かな残響音に包まれ、まるで森の中で森林浴をしているような気持ちになる川上フォーン、演奏していると細胞が活性化してゆきます。ラストは演奏が終わってもいつまでも鳴りつづける残響をそのままに、その響きの中でテロップを流してみました。

<使用バチ>
爪、 
ピアノ線、
白いソフトなゴム製ハンマー(ヘッド直径48mm、全長290mm)
木槌(ヘッド直径36mm 全長300mm)
木製すりこぎ(ヘッド直径250mm 全長195mm)


バシェ音響彫刻「川上フォーン」 演奏・永田砂知子
Sachiko Nagata plays Baschet Sound Sculpture
“KAWAKAMI PHONE“ Taro Okamoto Museum of Art,Kawasak 30/Apr/i 2020
この映像は2020年4月30日川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス」展の展示空間のなかで収録されました。

◆川上フォーンは、2013年川上格知とマルティ・ルイツにより修復されました。川上フォーンの詳細に関しては、こちらのページご覧ください。

バシェの音響彫刻《川上フォーン》

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