シンポジウム&コンサート「1970年大阪万博、武満徹、F・バシェについて語る」2020.06.21.川崎市岡本太郎美術館

F・バシェ生誕100年 日本万国博覧会から50年「音と造形のレゾナンス – バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振 – 」関連イベント
シンポジウム | SYMPOSIUM
1970年大阪万博、武満徹、F・バシェについて語る
登壇者:船山隆(音楽学者)、柿沼敏江(音楽学者)、川崎弘二(電子音楽研究)

大阪万博より50年経過した年を記念して、鉄鋼館ディレクター・武満徹を中心に鉄鋼館で行われた音楽にスポットを当てて、シンポジウムを行います。武満徹の著作もあり、万博当時、武満徹のテープモンタージュ作品「YEARS of EARS」の制作協力をし、武満と近しい関係にあった船山隆氏からは万博当時の貴重な話を伺うことができるでしょう。また鉄鋼館で行われたMUSIC TODAYのためだけに鉄鋼館に通ったという経験を持つ柿沼敏江氏からは鉄鋼館で行われた音楽に関して、そして2年前に膨大な資料をもって武満徹の著作を出された電子音楽研究の川崎弘二氏には、武満研究の成果を語っていただきたいと思います。


永田砂知子

シンポジウムの後(15:00〜)武満徹「四季」のコンサートがあります。

information

日 時 2020年6月21日(日)13:00~14:30
場 所 企画展示室 川崎市岡本太郎美術館
登壇者 船山隆(音楽学者)
柿沼敏江(音楽学者)
川崎弘二(電子音楽研究)
料 金 無料(要観覧料)
一般900円(720円)、高・大学生・65歳以上700円(560円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 常設展もあわせてご覧いただけます。

※このイベントは開催中止となりました

profile

船山隆 / Takashi Funayama ©山陽新聞社
船山隆 / Takashi Funayama ©山陽新聞社

船山隆|Takashi Funayama

音楽学者。音楽評論家。1985年『ストラヴィンスキー』でサントリー学芸賞受賞。1986年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1988年仏の芸術文化勲章シュヴァリエ受賞。1991年有馬賞受賞。東京の夏音楽祭、津山国際総合音楽祭、武満徹パリ響きの海音楽祭などの音楽監督をつとめる。主な著作「マーラー」(1987年新潮社)「武満徹 響きの海へ」(1998年音楽の友社)など。

柿沼敏江 / Toshie Kakinuma
柿沼敏江 / Toshie Kakinuma

柿沼敏江|Toshie Kakinuma

1970年大阪万博の鉄鋼館でバシェの音響彫刻に触れる。京都市立芸術大学音楽学部在職中にバシェの音響彫刻の修復に関わり、レクチャー・コンサートを開催。著書:『〈無調〉の誕生』(音楽之友社、2020)、『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルム・アート、2005)。訳書:ジョン・ケージ著『サイレンス』(水声社)など。

川崎弘二 / Koji Kawasaki ©Atsuko Takagi
川崎弘二 / Koji Kawasaki ©Atsuko Takagi

川崎弘二|Koji Kawasaki

2006年に「日本の電子音楽」(愛育社)、11年に「黛敏郎の電子音楽」、12年に「篠原眞の電子音楽」(以上 engine books)を上梓。2014年にNHK「スコラ 坂本龍一 音楽の学校 電子音楽編」に出演。2017年に芦屋市立美術博物館にて開催の「小杉武久 音楽のピクニック」展に企画協力、図録編集にて参加。2018年「武満徹の電子音楽」(アルテスパブリッシング)を上梓。