【桂フォーン展示】山ノ瀬亮胤 展 『 無限遠 -見える音、聴こえるかたち- 』9/30~10/22.京都

山ノ瀬亮胤 展 『 無限遠 -見える音、聴こえるかたち- 』

会 期 2023年9月30日(土) ー 10月22日(日)・月/火休廊
会 場 Gallery SUGATA京都府京都市中京区蛸薬師町271-1 然花抄院室町本店内
開場時間 11:00 ー 18:00

眼鏡アーティスト・山ノ瀬亮胤氏の個展が、9/30~10/22まで京都のギャラリーsugataで開催されます。バシェ音響彫刻に共感した山ノ瀬氏が、自分の作品展のなかで「桂フォーン」を展示したいという構想を持ち、春頃にバシェ協会に相談いただきました。解体、運搬、組立、と展示難易度の高いバシェ音響彫刻ですが、京都市立芸術大学・岡田加津子教授の全面的な協力をいただき、このたび構想が実現できることとなりました。

大阪万博50周年記念の2020年に東京(寺田倉庫)、川崎市(岡本太郎美術館)、京都(ギャラリー@KCUA)で大きな展覧会が行われましたが、それ以降バシェの展示は行われていません。この貴重な機会に山ノ瀬亮胤氏の作品と、バシェ音響彫刻の展示を合わせてお楽しみいただきたいと思います。10月8日にミニコンサートも行われます。(詳細は下記参照)

山ノ瀬亮胤氏の言葉


BASCHET・音響彫刻 ー あらゆる音を、区別することなく躯体を打ち震わせながら、高らかに発出する姿は、まるで人への無条件な賛美を表すかのようだ。その筐体は簡素な技術で出来ていて、産み落とされたばかりの原初の姿のようである。本展ではバシェが試みた”聴覚”へのアプローチにコンビネーションを図りながら、山ノ瀬の”視覚”からのアプローチをインスタレーションする。ギャラリーに差し込む光が刻の移ろいを指し示し、その中で山ノ瀬のインスタレーションは、バシェと自らの作品を連結し、やがて共振する。聴覚とともに重要な知覚としての”視覚“に焦点を当て、私たちが持つ「見ること」への既成的な観念を突き崩す試みだ。

山ノ瀬 亮胤(七世)Ryoin Yamanose Ⅶ


京都市上京区在住。江戸金枠名跡山ノ瀬亮胤(七世) を承継。眼鏡制作者・現代美術家・ソシエテヌーベルリュネト視覚研究所所長。芸術~工芸に拡がる独自分野の構築で国内外より評価され、2009年には欧州ハプスブルグ家御用達となる。マスメディアの出演・取材多数。豊かな江戸庶民文化と職人の心を紹介する。2021年度京都デザイン賞において「梅輪の和眼鏡」が京都市長賞を受賞した。

関連イベント


10月8日にミニコンサートが行われます。京都を中心にバシェ音響彫刻の演奏をたびたびおこなっている「アンサンブル・ソノーラ」から、リーダーで作曲家・岡田加津子氏、とメンバーで作曲家・ベーシストの沢田譲治氏が演奏します。

(9/1より予約開始。先着順で定員になり次第締め切りとなります)

アートを聴く

バシェ音響彫刻「桂フォーン」、マルティ・ルイツ作「冬の花」(小型クリスタル作品)

ミニコンサート

10月8日(日)13:30開演

演奏:「アンサンブル・ソノーラ」岡田加津子(作曲家)沢田穣治(作曲家・ベーシスト)

終演後トークあり

参加費・展覧会入場料¥500のみ

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